2005年 09月 30日 金曜日
写真愛好家激震のオイルショック発生?! (水島晃一)
「夏の写真をまとめてオンラインプリント」で書きましたが、1枚9円という安さのプリント屋さんを発見し注文したプリントが先日届きました。屋号はABC.ネットの写真屋さん、フジカラーの印画紙に印刷され、50枚以上で送料も無料、コンビニ決済手数料99円というのも激安です。

さて、仕上がりについては週末時間を作って、いくつかサンプルを織り交ぜてご紹介したいと思いますが、ざっと眺めてみての第一印象を先に書いておきましょう。まず、肌色がきれいに出るように赤を強めにしているのか、人肌の色合いは全体に好ましく感じました。ただ、その影響か赤かぶりしてひまわりがオレンジ色なのにはちょっと参りましたけど(笑)。コントラストは強めで、データで暗部もよく見えるように持ち上げておいた写真なのに、プリントでは暗部が黒くつぶれてしまっているのも気になります。それから夏の緑なのに新緑みたいだったり、青空がバリバリのコダックブルーだったり、実際に見えていた色を思い浮かべるとちょっと嘘っぽいかなぁ。でもフイルムで撮影して写真屋さんに出しても、青や緑はこういう傾向の仕上がりですから、一般的に好まれる設定ということなんでしょう。トリミングについてはデータと比較して、後日レポートします。

使ってみての感想ですが、今後プリンターのインクと用紙が劇的に安くならない限り、記念写真や人物スナップなど作品志向でない写真はオンラインプリントで十分ではないかと思いました。なにしろ手間という時間コストの削減は大きいです。
しかし、安いプリント代による恩恵もつかの間、別の問題が発生しました。我が家では、フォトアルバムは100円ショップで買うことが多いのですが、原油の値上がりでビニール製品の供給が不安定なため、アルバムが非常に手に入りにくくなっているのです。今回の写真を入れるアルバムも100円ショップに買いに行ったのですが、なんと2冊しか手に入りませんでした。原油価格の影響については、その時に店の張り紙で知ったのですが、これはいわゆるオイルショックの再来でしょうか?! トイレットペーパーのような必需品ではないですが、これはけっこうイタいです。まさか“写真愛好家がショップに殺到してアルバムを買い占め騒ぎが発生”な~んてことは起きないでしょうけど、ちょっと憂鬱ですね。 (水島晃一)
2005年9月30日 07:40 : コメント(2) : トラックバック(0)
2005年 09月 25日 日曜日夏の写真をまとめてオンラインプリント (水島晃一)
土曜日に予定していた草野球のトーナメント初戦はどしゃ降りの雨で中止になり、天気の悪い週末はこの夏撮りためた大量のRAWデータを一挙に処理することにしました。「テントより愛を込めて」に登場した写真だけでも600枚くらいありましたが、現像と選定作業の結果250枚程度をプリントすることにして、Watchのテキスト広告で見つけたオンライン現像サービスに本日の夜に注文しました。なんと1枚9円という安さ、送料はかからずコンビニ決済手数料も枚数が多いので100円です。かかったコストはエプソンPM-840Cの4Cカートリッジ1個分くらい、1個でLサイズ200~300枚印刷できることを考えると、紙代を入れれば明らかにオンラインサービスの方が低コストですね。しかも手間いらず、果たして仕上がりはどんなものか楽しみです♪
今週は海の写真を1枚12円の別のオンラインサービスに注文予定。先のオンラインサービスに頼んだものと同じ写真を2~3枚まぜて、仕上がりを比較してみたいと思います。結果レポートはまた後日ということで。 (水島晃一)
2005年9月25日 22:23 : コメント(6) : トラックバック(0)
2005年 09月 23日 金曜日あっ、これって色収差? (水島晃一)
今週も学園祭にお邪魔している私ですが、来る度にちょっぴり羨ましいのが携帯電話と清らかな男女交際であります。まあ、校舎のあちこちこちらで、メールアドレスを交換し合う男子校生徒と女子校生徒たちの多いこと! そのスレてない初々しいやり取りを微笑ましく傍で見ながら「オレの中高生時代に携帯電話があったら……」といつもの台詞を言いかける度に、「携帯があろうがなかろうがモテる人はモテるから~」と、これまたいつもの突っ込みを浴びては溜息をつく秋なのでもあります。
そんな若者達のお祭りですが、露店の食い物で昼飯は正直勘弁な私の心を察するはずもない連れの者たちは、無邪気に「焼きそばだ」「カレーだ」と浮かれるのであります。ならば食べたい方が列にお並びになればよろしいかと存じあげますが、気がつくとなぜか並んでいるのはワタクシなのであります。で、長々並んだ挙げ句に目の前で餅が品切れ、10分後に来いと言われて、再び並んだわけですが、もういい加減することもなく、隣のアイスは列が短くていいなぁ~とスナップしながら暇をつぶした1日なのでありました。

| ▲収差より、なにも落ちていないのに、この子供はいったいなにを見ているのか、すご~く気になりました。で、私はチョコマーブルのアイスをいただきました(^^) (撮影機材)ニコンD70/AF-S DX Zoom Nikkor ED 18~70mmF3.5-4.5G(IF)/プログラムオート(F8、1/250秒)/ISO 200/WB:オート/露出補正:0 EV |
さて、皆が寝静まった夜、そんな1日のスナップをパソコンで振り返り、このアイス屋台の写真を見ながら「そういえば空が白飛びしたなぁ」と空の部分を見ていると、校舎のてっぺんに青い縁取りを発見! 「おや、こりゃ噂に聞く色収差ではないかい。どれ、NC4の色収差補正の効き目でも試してみるべか」と秋の夜長にポチっとな。

| ▲綺麗な水色の縁取りは屋上の苔? まさか、こんな均一に生える苔はないですよね。 |

| ▲色収差が補正されただけでなく、心なしかコンクリート壁面の質感描写もよくなったような気がします。 |
「ありゃりゃ、こら綺麗に補正されるではないか、婆さん」って、いやいや婆さんはいませんけど、こりゃ便利だなぁとひとりプチ感動してしまいました。雑誌やWebの記事に純正レンズだと補正の効き具合が高いとありましたが、実際に体験すると、カメラ・レンズ・ソフトウェアを一気通巻させる写真システムが、デジタル時代には非常に重要だと改めて思い知らされます。まあ、この写真自体に関しては、この収差はさして重要な問題ではないと思いますけどね(笑) (水島晃一)
2005年9月23日 22:45 : コメント(0) : トラックバック(0)
2005年 09月 22日 木曜日「光芒もレンズの誤り」なの? 後編 (水島晃一)
『デジタルカメラマガジン』10月号の新連載、「カメ高のガチンコレンズ比較検証 オレならコッチを買う!」がきっかけのこのテーマ、前編では、イリュミネーションなど人工の光の点光源とクロスフィルターを使った作例など交え光芒について触れましたが、後編では、大自然の偉大なる光源、太陽と光芒をテーマにお届けします。
前回「これまで写真を撮っていて光芒を意識したことはさほどない」と書きましたが、実際のところはどうだったのか、ここ数年撮影した写真をざっと洗って、以下3点の写真をもとに考えてみました。
| --> これが朝焼けなら良かったんですけど、実は夕焼けです。ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンドビルになっちゃいました(笑)。(撮影機材)ニコンD70/TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO/シャッター優先(F22、1/125秒)/ISO 200/WB:オート |
私の場合、太陽の写真と言われると、やはり、朝焼け、夕焼け、そして被写体を印象づけるために敢えて強烈な光源として太陽をとり入れた逆光写真の3つを思い浮かべます。こういった写真には、先の光芒に加え、フレア、ゴーストの発生という問題が絡んできますよね。で、すごく大雑把にまとめちゃうと、自分は「朝焼け写真は光芒歓迎、夕焼け写真は光芒&ゴースト、フレアは原則お断り、強烈な逆光写真は光芒&ゴースト、フレアも積極的に取り入れたい」という感覚で撮影しているのでないかと思うんです。その理由は以下の通りです。
まずは朝焼け。朝焼けには「スタート」「生命の誕生」といった新たな力を与えてくれるイメージがあり、太陽写真の中で一番好きな被写体です。そういう新しい息吹をイメージした時、光芒から殻を破りあふれ出るエネルギーを思い浮かべるのでしょう。朝日新聞のマークや日章旗にも光芒が描かれていますから、一般的にも朝の太陽と光芒は相性がいいのではないでしょうか。
朝焼けの次に好きな夕焼けは、沈みゆく寸前の燃え尽きる前の熟成した赤が魅力的ですよね。そして、目映いエネルギッシュな光ではない、熾火のようなその暖かさには光芒はあまり似合わないと思います。
最後に強烈な逆光。たとえば「肉眼に突然まぶしい光を受け、慌てて収縮した瞳孔をも通過し眼底に光線が突き刺さり目が眩む」という状況を思い浮かべてみてください。フレアに私はそんな状態をイメージします。そして、めまいをおこし眼前がホワイトアウトする直前、スローに流れるゴーストが次の瞬間を予感させるとでも言えばいいのでしょうか。例えば“「異邦人」(A.カミュ)の主人公がピストルを撃つ直前に見た太陽を写真で表現するなら、フレアやゴーストは絶対入っているはずだ”という感じですね。若干極端な例えではありますが……(汗)。
でも、一般的にはフレアやゴーストも悪しきものと見られているようですが、「先駆者の現場 THE MOVIE」の最新回に登場いただいた旅行・ネイチャーフォトグラファーの川合麻紀さんは、インタビューの中で「フレアもゴーストも、ぶれも、一般的にはよくないといわれますが、私の場合はきれいと感じれば積極的に使っちゃいます」とおっしゃっています。なるほど、光学的な弱点も生かしようで味になるというところが写真の面白さ、深さなんですね。先の連載では厳密な描写でポイントを引かれたシグマ10-20mm F4-5.6 EX DC HSMですが、いろいろ考えているうちに、むしろそこを生かした写真をばんばん撮ってやろうと元気が湧いてきました。秋から冬にかけて、朝焼けは特にきれいな色で魅せてくれることが多いので、これからの季節、頑張って早起きして写真を撮るぞー♪ 「光芒は筆を選ばず」といつか言える日を目指して……。 (水島晃一)
2005年9月22日 23:37 : コメント(4) : トラックバック(0)
2005年 09月 20日 火曜日「光芒もレンズの誤り」なの? 前編 (水島晃一)
本日は『デジタルカメラマガジン』10月号の発売日です。早速ぱらぱらと誌面をめくっていたら気になる記事を発見しました!! 「カメ高のガチンコレンズ比較検証 オレならコッチを買う!」です。なんと1回目は「シグマ10-20mm F4-5.6 EX DC HSM vs.タムロンSP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di Ⅱ LD Aspherical [IF]」。どっちを買うと言われたって、私はもうシグマ買ってしまったのでどうしようもないのですが、それでも読んでしまうのが人情ってもんでしょう。気になる結果は本誌でご覧いただくとして、私が結果よりも気になったのは「点光源比較テスト」の内容でした。「レンズ評価の一般論からいえば輝度の高い点光源を発生する光のモレ、効能はマイナス要因……」というくだりを読んでドッキリ……、恥ずかしながらワタクシ、光芒はマイナス要因とは認識しておりませんでした~(恥)。
素人考えで「光の筋が描かれた方がロマンティックやないかいっ!」と思ってしまいますが、続くカメ高さんの「厳密な描写を要求される商業写真には不向き……」という作例解説を読めば確かに納得です。そして、ふと小学校2年生の時、図工の時間に太陽に光の筋を描き「こんな太陽はない」とシバかれていた同級生のことが思い出されました。あの先生は小学2年生に厳密な描写を要求していたわけですね。今から思えばそれはちょっと厳し過ぎるかも! そういえばその時、私は太陽に光芒を描かなかったので叱られませんでしたが、いつしかマンガやアニメに感化されたのか?! 厳密な描写より光芒があるほうがロマンティックという感性になってしまったのかもしれません。
これまで写真を撮っていて光芒を意識したことはさほどありませんが、昨年末、会社の写真部で「冬の風物詩」というお題に行きづまっていたとき、ちょっと光芒を意識したことがあります。ほら、クリスマスツリーとか街のイリュミネーションとかの写真によくあるでしょ。実に短絡的な発想ですが、年末に出た新刊『できるホームページ・ビルダーV9』250ページにクロスフィルター風エフェクトが紹介されているのを見たものだから、「Photoshop」を使ったレタッチや、クロスフィルターを使った表現方法について、ひと通り調べてもみました。でも、結局「冬の風物詩」として提出した作品には、それらの表現は使いませんでしたが……。
上記作例のようにスノークロスフィルターを使ってみて感じたのは、光の筋はさりげなくワンポイントくらいに留めた方がいいかなということです。敢えてゴージャスにしたいなら上の御輿の写真くらい派手に光らせるのもいいかもしれませんが、クロスフィルター+ソフトフォーカスとか、ほら、なんかカラオケの映像とか思い浮かんできませんか。光芒も使いこなすにはそれなりのセンスが要求されると思いました。というわけで、光芒で筆を誤らないよう自分を戒めつつ、後編では、自然光源で発生した光芒についてお話しします。<後編につづく> (水島晃一)
2005年9月20日 21:05 : コメント(4) : トラックバック(0)
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